松本潤、清水尋也容疑者逮捕に「まさか」と衝撃 三谷幸喜氏「つじつま合えばいいってもんじゃない」と憤慨 – ドラマ「19番目のカルテ」最終回への影響

人気グループ嵐の松本潤が、自身が主演を務めるTBS系日曜劇場「19番目のカルテ」に出演していた清水尋也容疑者が麻薬取締法違反で逮捕されたことに対し、6日に同局系「情報7daysニュースキャスター」へ生出演し「まさか」と強いショックを表明しました。ドラマの最終回は、容疑者の出演シーンを全てカットし再編集して放送すると説明されましたが、番組レギュラーの脚本家・三谷幸喜氏からは「つじつまが合えばいいってもんじゃない」と怒りの声が上がっています。

清水尋也容疑者逮捕、主演・松本潤の衝撃と現場の状況

松本潤は、3日朝のニュースで清水尋也容疑者の逮捕を知ったと明かし、「まさか、と信じられない思い。非常にショックを受けました」と率直な心境を語りました。撮影現場で清水容疑者に対し「違和感を感じることはなかった」とし、共演者として何の異変も察知できなかったことを強調しています。医療をテーマにしたドラマという社会性の高い作品でこのような事件が発生したことに対し、松本は「非常に残念です」と強い遺憾の意を示しました。この突然の事態は、ドラマ制作に携わる全ての人々に大きな衝撃を与えています。

三谷幸喜氏の厳しい意見と制作陣への深い同情

脚本家の三谷幸喜氏は、松本潤に対し「現場で彼がすごく汗をかいていたとか、そういうのも全然?」と具体的な質問を投げかけましたが、松本は「全く…見る限りですけど、そう感じるそぶりは一切なかった」と改めて否定しました。三谷氏は続けて、制作側の立場から「オファーされる側は、自分にちょっとまずいと思うことがあったら、オファーを断ってほしいんです。何で引き受けちゃったんだよ、って気がする。(再編集して)つじつまが合えばいい、ってもんじゃないじゃないですか」と、逮捕された清水容疑者の行動を厳しく非難しました。

清水尋也容疑者の逮捕を受け、番組で憤りを表明する三谷幸喜氏清水尋也容疑者の逮捕を受け、番組で憤りを表明する三谷幸喜氏

さらに三谷氏は、最終回には清水容疑者の役にも「すごい見せ場があったはずだし。大勢の人とやりとりするシーンも絶対あったはず」と指摘し、それらのシーンが失われることへの無念さを滲ませました。現代の技術でCGによる映像修正も可能であることに触れつつも、「それをできたところで、あんな良質な、素敵なドラマが、完璧でない形で視聴者に伝えなければいけない、って、ほんっとにスタッフの方々、つらいと思いますよ」と、関係者たちの計り知れない苦労と悔しさに深く共感する姿勢を見せました。今回の再編集は、単なる技術的な作業に留まらず、多くの人々の努力と情熱が詰まった作品が完璧な形で届けられないという、制作陣にとって非常に重い決断であることを浮き彫りにしています。

今回の清水尋也容疑者逮捕は、「19番目のカルテ」の最終回という重要な局面において、主演の松本潤に深い衝撃を与え、脚本家である三谷幸喜氏をして強い憤りと同時に制作陣への同情を禁じ得ない事態となりました。ドラマは最終的に再編集という苦渋の決断を下し、視聴者への約束を果たすべく努力が続けられますが、この一件はエンターテインメント業界における信頼と責任の重さを改めて問いかけるものとなりました。

出典: Yahoo!ニュース