悠仁さま成年式、皇居へ出発 秋篠宮ご夫妻と佳子さまが見送り、沿道から祝福の声

秋篠宮家の長男悠仁さま(19)の成年式が6日朝に始まり、東京・元赤坂の秋篠宮邸では、ご夫妻と次女佳子さまが、皇居へと向かわれる悠仁さまを笑顔で見送られました。この特別な門出を祝うため、沿道には多くの市民が集まり、晴れやかな祝福の雰囲気に包まれました。

皇居への道のり:冠を賜うの儀とご家族の温かい見送り

出発に先立つ午前8時45分頃、秋篠宮邸では天皇陛下から悠仁さまへ成年の証しである冠が贈られる「冠を賜うの儀」が執り行われました。モーニング姿の悠仁さまは、陛下の使者である側近から冠が入った箱を両手で受け取られると、「誠にありがとうございます」と深く感謝の意を表されました。

その後、中心儀式である「加冠の儀」が行われる皇居・宮殿に向け、午前9時前には出発されました。宮邸の玄関先では、秋篠宮ご夫妻と佳子さまがにこやかに言葉を交わされ、悠仁さまが車に乗り込まれる際には、後部座席の窓を開けてお互いに手を振り合われる温かい場面が見られました。

雲一つない晴天の下、宮邸がある赤坂御用地の巽門近くには、約150人の市民らが集まりました。日の丸の小旗を振る人々からは、「おめでとうございます」という心からの祝福の声が上がりました。

秋篠宮ご夫妻と佳子さまに見送られ、皇居へ出発される成年式を迎えた悠仁さま(東京・元赤坂)秋篠宮ご夫妻と佳子さまに見送られ、皇居へ出発される成年式を迎えた悠仁さま(東京・元赤坂)

沿道の感動と国民からの期待

沿道に集まった市民の中には、特別な思いで見守る人々の姿もありました。東京都世田谷区に住む60代の主婦は、5月に父親を亡くしたばかりで、生前、父親と悠仁さまの成長を一緒に祝う約束をされていたといいます。父親の遺影を手にその場に立ち、「父も喜んでいると思う」と涙を浮かべながら語られました。

皇居・二重橋前にも大勢の人が集結し、悠仁さまを乗せた車が通過する際には、「万歳」の声が響き渡りました。港区の大学3年生(21)は、「品格と風格を感じました。今後は大人の皇族として、国民の期待に応えつつ、学業にも励んでいただきたいです」と、今後の悠仁さまへの期待を述べられました。

悠仁さまは「加冠の儀」を終えられた後、成年装束にお着替えになり、午前11時過ぎには宮殿から約1キロ離れた宮中三殿を拝礼するため、儀装馬車に乗って出発されました。この一連の儀式と、それを見守る国民の温かい眼差しは、悠仁さまが新たな皇族としての道を歩み始める重要な節目を象徴しています。

加冠の儀後、儀装馬車で宮中三殿へ向かわれる悠仁さまの凛々しいお姿(皇居)加冠の儀後、儀装馬車で宮中三殿へ向かわれる悠仁さまの凛々しいお姿(皇居)

まとめ

悠仁さまの成年式は、秋篠宮邸での温かい見送りから始まり、皇居での厳かな儀式へと続きました。ご家族や沿道の市民からの心からの祝福、そして国民からの大きな期待が寄せられる中、悠仁さまは新たな皇族としての第一歩を踏み出されました。この日執り行われた一連の儀式は、悠仁さまの今後のご活動と皇室の未来を国民が温かく見守る、重要な一日となりました。

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