「大学受験」は10代最大の節目であり、その結果が将来の選択肢を大きく左右します。この時代に「自分らしい大学進学」を考える新刊『17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。』が刊行されました。本書は、受験と人生の本質を考察する一冊です。今回、発刊記念として著者びーやま氏への特別インタビューを実施し、学歴が能力や将来に与える意味に迫ります。
高学歴と低学歴を分ける二つの能力
びーやま氏は、学歴における「高学歴」と「低学歴」の決定的な違いは、「物事への理解力」と「自分には何ができるか考える力」の二点にあると指摘します。
物事の本質を見抜く「理解力」
まず、「物事への理解力」について。びーやま氏は、高学歴の人が社会の事象や背景を速やかに理解する傾向にあると説明。例えば、数学の授業に対し、学歴を軽視する人々が「大人になったら使わない」と安易に切り捨てるのに対し、東大生のような高学歴層は、「なぜ学ぶ必要があるのか」と教育的意義を深く熟考します。
これにより、「この理由だから学ぼう」という動機付けや「ここは改善すべき」という主張を持つことが可能に。古文や漢文も同様で、学校で教わる内容は専門家が綿密に検討した不可欠なものです。この教育の意図や価値を理解できるか否かが大きな差となり、たとえ理解できなくとも「意味ない」とせず「なぜなのか」と考えられるかが、学力だけでなく人生全般において決定的な違いを生むとびーやま氏は語ります。
大学受験と人生について深く考える高校生
結論：学歴が拓く知的な探求の道
びーやま氏のインタビューから、高学歴が単なる知識量ではなく、「物事の本質を深く理解する能力」と密接に関わる知的能力であることが示唆されました。教育の真の価値を多角的に捉え、その背景にある意味を探求する姿勢は、生涯の成長基盤となります。この考察は、大学受験を控える若者や保護者にとって、学歴の真価を考える貴重な機会を提供。びーやま氏の著書は、これからの時代に必要な「知る力」と「考える力」を養うヒントに満ちています。
