人気ロックバンド・L’Arc-en-CielのボーカリストであるHYDEが、現在進行中の海外ツアー中に遭遇した飛行機内での迷惑行為について自身のX(旧Twitter)を更新し、その不快感を露わにしました。この出来事は、国際的な舞台で活躍する日本人アーティストの体験を通じて、世界における公共マナーの重要性を改めて浮き彫りにしています。
HYDEは現在、南米諸国を巡る大規模なワールドツアーを展開中です。8月29日のメキシコ公演を皮切りに、チリ(9月5日)、アルゼンチン(9月7日)と精力的にパフォーマンスを行い、今後は14日にブラジルでの公演を控えています。多忙な移動の最中、HYDEはSNSに一枚の写真を投稿し、機内で体験した不愉快な状況を共有しました。
ラテンアメリカツアー中のL'Arc-en-CielのHYDE氏の姿
HYDEが投稿した写真には、飛行機の後方座席の乗客が前方へと足を投げ出し、その足がHYDEの座席の肘掛け付近まで迫っている様子が捉えられています。グレーの靴下を履いた足は、まさに肘からわずか10センチの距離にあり、HYDEは「匂いで気がついた」と述べるとともに、「臭わなくても嫌」と、そのマナー違反に対する強い嫌悪感を示しました。これは、他者の空間を侵害する行為であり、多くの人が共感しうる問題提起となりました。
HYDE氏がXに投稿した飛行機内の迷惑行為を示す写真
このHYDEの投稿は、国内外を問わず瞬く間に大きな反響を呼びました。2万3千件以上の「いいね」が寄せられ、多くのユーザーから「これはしんどいやつですね」「これは地獄ですね」「信じられない」といった共感や驚きの声が相次ぎました。また、「そんなマナー悪い人いるんだ」「公共の場でのエチケットが問われる」といった、飛行機内や公共スペースでのマナー欠如に対する批判も多数見受けられ、SNS上での活発な議論へと発展しています。
著名人が直面したこの出来事は、単なる個人的な不快感に留まらず、グローバル化が進む現代社会において、国際的な移動手段における公共マナーのあり方を改めて考えさせる契機となりました。文化や習慣が異なる人々が共存する場だからこそ、互いの快適さを尊重し、基本的な配慮を心がけることの重要性が再認識されています。HYDEの投稿は、個人の経験を通じて、より良い社会を築くためのメッセージとして受け止められるでしょう。
HYDEが海外ツアー中に直面した飛行機内の迷惑行為は、日本だけでなく世界中で共有されるべき公共マナーの課題を明確に提示しました。快適な移動と共存のためには、一人ひとりが周囲への敬意と配慮を持つことが不可欠であり、今回の出来事が国際社会におけるエチケット向上の一助となることが期待されます。
参考文献:
- ENCOUNT編集部 (2025年9月9日). L’Arc-en-CielのHYDE、飛行機での“迷惑行為”に不快感「匂いで気がついた」「肘まで10センチ」. Yahoo!ニュース.
https://news.yahoo.co.jp/articles/503a7a278fde0fb836492fc65d2f5dcef7d2727f