秋篠宮家の次女・佳子さまが公務で各地を訪れる際、そのファッションが常に大きな注目を集めています。特に、万博でご着用されたあるイヤリングが「佳子さま売れ」という現象を引き起こし、和物専門店に異例の反響をもたらしました。今回は、佳子さまのファッションセンスと、人気の秘密、そしてその経済効果に迫ります。
万博で輝く佳子さまのファッションと職人技のイヤリング
2025年8月23日、佳子さまは日本政府のパビリオン「日本館」をはじめ、ブラジル館やペルー館を視察されました。この日、佳子さまは白の水玉ワンピースに鮮やかな赤いベルト、ヒール、バッグを合わせた、どこかレトロで可愛らしいコーディネートをお召しになっていました。このファッションにアクセントを添えていたのが、小物と同じ赤色の球が揺れる花の形をしたイヤリングです。
このイヤリングは、和物専門店「WaFuRa 和ふら」が販売する「天然うるし珠イヤリング 花いろ」と特定されています。公式サイトによれば、この輝くうるし珠は、艶やかな仕上がりに加工する呂色加工専門の「升井彩 本乾漆店(ますいさい ほんかんしつてん)」で生み出されています。一つ一つ職人の手で丁寧に手塗りされ、十分な乾燥時間を経た後、最終的に丹念に磨き上げられるという、まさに伝統的な職人技が光る逸品です。
万博で身につけた”天然うるし珠イヤリング“を着用される佳子さま
ご愛用の証しと手の届く価格が呼ぶ共感
佳子さまは、この「天然うるし珠イヤリング」を万博だけでなく、様々な公務でご愛用されているようです。2025年6月のブラジル訪問時にも、同じ赤色のイヤリングをご着用になっていました。さらに、同年4月に輪島漆芸技術研修所をご訪問された際には、色違いの美しいブルーのイヤリングを選ばれており、そのお気に入りの度合いがうかがえます。
この上品で伝統美が光るイヤリングの価格は、5500円(税込)と一般庶民でも無理なく手が届く範囲にあります。この親しみやすい価格設定と佳子さまのご着用が相まって、国民の間に大きな共感を呼びました。
“佳子さま売れ”が巻き起こした品薄と受注販売の反響
佳子さまがこのイヤリングをお召しになった効果は絶大でした。「佳子さま売れ」という現象が起こり、和物専門店「WaFuRa 和ふら」のウェブサイトでは、2025年8月25日付で「注文の御礼ならびに欠品に関するお詫び」と題した通知が掲載されました。そこには「大変多くのご注文をいただいており、一部の商品が欠品となっております」と記され、異例の人気ぶりが報告されました。
そしてその翌日には、状況に対応するため、「現在、欠品となっております輪島塗アクセサリーにつきまして、一部商品の【受注販売】を開始いたしました」と、通常販売から受注生産へと切り替える発表がされました。これは、佳子さまのファッションが持つ影響力の大きさと、それがもたらす経済的な波及効果を如実に示す事例と言えるでしょう。
佳子さまの選ばれるアイテムは、その品格と親しみやすい価格帯が相まって、国民の大きな共感を呼んでいます。今回の「天然うるし珠イヤリング」の品薄は、佳子さまファッションが持つ影響力と、日本の伝統工芸品への関心が高まっていることを示唆しています。今後も、佳子さまのファッションがどのような「売れ筋」を生み出すのか、注目が集まります。
参照元:
- 和物専門店「WaFuRa 和ふら」公式サイト
- Yahoo!ニュース(記事元)