土曜ドラマ『良いこと悪いこと』深掘り考察:次なる標的は?犯人の真の動機に迫る!

今期放送中のドラマの中でも、特に視聴者の間で熱い議論を巻き起こしている間宮祥太朗・新木優子主演の土曜ドラマ『良いこと悪いこと』(日本テレビ系)。小学6年生の時に猿橋園子(新木優子)をいじめていた同窓会メンバーが次々と命を狙われるという衝撃的な展開の中、次に狙われるのは誰なのか、そして犯人の真の動機は何なのか、多くの謎が残されています。これまでの展開から次なる標的の可能性を深く考察し、現時点で判明している犯行動機の手がかりについても掘り下げていきます。

間宮祥太朗と新木優子主演の土曜ドラマ「良いこと悪いこと」のロゴと主要キャスト間宮祥太朗と新木優子主演の土曜ドラマ「良いこと悪いこと」のロゴと主要キャスト

ドラマ『良いこと悪いこと』の事件概要とターゲット

『良いこと悪いこと』は、22年ぶりにタイムカプセルを掘り起こした同窓会をきっかけに始まる連続殺人事件を描いたサスペンスドラマです。主人公は現在「高木塗装」の3代目社長で、かつて6年1組のリーダーだった高木将/キング(間宮祥太朗)。そして、キングからいじめられていた過去を持ち、今は『週刊アポロ』の“美人すぎる記者”として活躍する猿橋園子/どの子(新木優子)が、共に事件の真相に迫ります。

殺人の標的となっているのは、卒業アルバムの顔が黒く塗りつぶされている6人の元同級生たち。彼らは当時、鷹里小学校に転校してきた園子を執拗にいじめていたメンバーです。事件は、タイムカプセルに収められていた「みんなの夢」の絵に関連する形で発生しており、それぞれの夢が殺害方法や標的を暗示しているようです。いじめという過去の行為が、現在進行形の悲劇として描かれることで、社会的なメッセージも強く感じられます。

連続不審死の経過と次なる標的の予測

これまでのところ、事件は明確な法則に従って進行しています。

  • 武田敏生/貧ちゃん(水川かたまり):同窓会の夜、「空を飛ぶ」という夢を描いていた彼が自宅マンションから転落死。
  • 桜井幹太/カンタロー(工藤阿須加):夢は「消防士」。彼が店主を務める居酒屋が火事に見舞われ、その炎に巻き込まれて死亡。
  • 中島笑美/ニコちゃん(松井玲奈):夢は「スポットライトを浴びるアイドル」。トラックに撥ねられ死亡。
  • 小山隆弘/ターボー(森本慎太郎):夢は「宇宙飛行士になる」。宇宙事業の囲み会見中に天井からガラスが落下するも、キングに助けられ一命を取り留める。

これらの標的は、仲良し6人組のあだ名にちなんだ「森のくまさん」の替え歌の登場順に襲われています。このセオリー通りであれば、次なるターゲットは大学を中退し、現在は引きこもりの羽立太輔/ちょんまげ(森優作)となるはずです。次回予告では、ちょんまげ自身も自分が次の標的であることを察し、「侍」という将来の夢を暗示するかのように、園子に自分を刺すよう促す場面が描かれており、物語は緊迫感を増しています。

予測を覆す可能性:新たな局面への展開

しかし、ドラマの予告動画には「この中の誰かが死にます」というテロップと共に、6人以外の同窓会メンバーや先生の姿が映し出されており、「連続不審死事件は新たな局面へ」という煽り文句が添えられています。これは、これまでの「森のくまさん」の替え歌の順序や、いじめ加害者のみが狙われるというセオリーが覆される可能性を示唆しています。

もし法則通りに進まないのであれば、犯人は何らかの意図を持って標的を変える、あるいは本来の目的を達成するために新たな人物を巻き込む可能性があります。この「フラグ」は、視聴者に予測不能な展開を期待させると同時に、真犯人の巧みな計画性を浮き彫りにしています。

犯人の動機と大谷校長の関与の可能性

22年前の他人の絵の夢について、当時のクラスメイトが詳細に覚えているのは不自然です。このことから、犯人は一度タイムカプセルを掘り返し、内容を確認したと考えるのが自然でしょう。しかし、現代において部外者が小学校の校庭に侵入し、タイムカプセルを掘り起こすのは容易ではありません。

ここで注目されるのが、当時担任だった大谷典代(赤間麻里子)の存在です。彼女は現・鷹里小学校の校長であり、もし犯人がタイムカプセルを掘り起こした際に、校長の許可を得ていた、あるいは黙認されていたとすれば、大谷校長が犯人と顔を合わせている可能性が極めて高いです。大谷校長が同窓会のタイムカプセル掘り起こしに参加しなかったのも、黒く塗りつぶした犯人を知っており、事件への関与を避けたかったからではないかという推測もできます。

あるいは、大谷校長自身が何らかの形でいじめやタイムカプセルの件に関わっており、それが犯人の動機の一部となっている可能性も考えられます。いじめを見過ごしたことへの後悔や、隠された真実が事件の背景にあるのかもしれません。彼女が次なる標的となる可能性、または事件のキーパーソンとして深く関与する可能性は十分にあります。

結論

土曜ドラマ『良いこと悪いこと』は、過去のいじめという重いテーマを背景に、予測不能な連続殺人事件を描き、視聴者の心理を深く揺さぶり続けています。これまで確立された法則が覆される可能性、そして事件の鍵を握ると思われる大谷校長の存在は、今後の展開から目が離せない要素となるでしょう。次なる犠牲者は誰なのか、そしてなぜこれほどの執念をもって復讐が実行されているのか、真犯人の動機と正体は一体どこにあるのか。物語は、いじめ問題という社会的な側面を浮き彫りにしながら、ますます複雑かつスリリングな様相を呈しています。


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