国分太一氏騒動で日テレが謝罪も泥沼化?元TOKIOメンバーの反論が波紋

日本テレビが元TOKIOの城島茂氏(55)と松岡昌宏氏(48)に対し、謝罪の意を表明しました。この異例の謝罪は、元TOKIOメンバーである国分太一氏(51)が長年出演していた人気番組「ザ!鉄腕!DASH!!」からの降板と、それに続く一連の騒動に起因しています。発端は「重大なコンプライアンス違反」とされたものの、詳細が伏せられたことで、事態は複雑な様相を呈していました。

「ザ!鉄腕!DASH!!」降板の経緯と「コンプライアンス違反」の波紋

今年6月、日本テレビの福田博之社長(64)は緊急会見を開き、国分太一氏の「ザ!鉄腕!DASH!!」からの降板を発表しました。理由とされたのは「重大なコンプライアンス違反」でしたが、被害者のプライバシー保護を理由に具体的な内容は一切明かされませんでした。これにより国分氏は無期限の活動休止となり、所属していたTOKIOも解散に至るという大きな波紋を呼びました。

他局も日テレの判断に追随し、国分氏の出演番組は次々と降板。しかし、日テレと国分氏側双方が沈黙を保ったまま4ヶ月が経過し、世間の関心は高まるばかりでした。

国分氏による人権救済申し立てと日テレの反論

事態が大きく動いたのは10月。国分氏側が、番組を降板させた日テレの対応に瑕疵があったとして、日弁連に人権救済を申し立てたのです。さらに11月には、国分氏本人が会見を開き、「(コンプライアンス違反の内容について)答え合わせをしたい」と明確な説明を要求しました。

これに対し、日テレの福田社長は「答え合わせをするまでもないと考えている」と反論し、両者の主張は平行線のままでした。しかし、この膠着状態を打ち破るかのように、元TOKIOのメンバーが動き出します。

元メンバー・松岡昌宏氏と城島茂氏の発言が事態を動かす

沈黙を破ったのは、国分氏の元同僚である松岡昌宏氏でした。週刊文春と週刊新潮の取材に応じた松岡氏は、日テレへの感謝を述べつつも、同局の対応に対する不満をぶちまけ、今回の対応自体がコンプライアンス違反ではないかという疑問を呈しました。

国分太一と松岡昌宏(写真:本誌写真部)国分太一と松岡昌宏(写真:本誌写真部)

さらに、城島茂氏も週刊女性の直撃取材に対し、「国分とは縁は切れない」と語り、元メンバーの絆を示しました。こうした元メンバーからの発言が相次いだことで、世間の風向きは日テレにとって厳しいものへと完全に変わってしまったのです。そして、冒頭の通り、日テレは城島氏と松岡氏への謝罪に踏み切ったのでした。

「潔癖」な日本テレビの対応が招いた批判

日本テレビは、スキャンダルに対して非常に厳しいことで知られています。芸能人の私生活に関する報道があると、密かに視聴者アンケートを実施し、世間からの好感度の変化を調査しているとも言われています。過去には、日テレの功労者であった女優が不倫疑惑報道を機に、4年間にわたって同局のドラマ作品に出演させなかったこともありました。

このような“潔癖さ”はキー局随一とされており、国分氏への対応も世間体を過度に気にするあまり、性急な判断に至ったと推測されます。今回の謝罪も、世間からの批判の声を受けてのものと見られますが、その“日和見(ひよりみ)”的な対応が、かえって火に油を注ぐ形となっています。SNSやネットニュースのコメント欄には、日テレに対する厳しい声が多数寄せられており、同局の次なる一手に対する注目が集まっています。

結論

日本テレビが国分太一氏の「コンプライアンス違反」を巡る騒動で、元TOKIOの城島茂氏と松岡昌宏氏に謝罪したことは、この問題が単なる一タレントの降板では終わらないことを示しています。同局の「潔癖」な対応が、かえって世間の不信感を招き、元メンバーの発言によってさらなる泥沼化の様相を呈しています。今後の日本テレビの対応次第では、ブランドイメージに大きな影響を及ぼす可能性も指摘されており、芸能界におけるコンプライアンスと情報開示のあり方が改めて問われる事態となっています。

出典

news.yahoo.co.jp