12月11日放送の『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)に嵐の櫻井翔(43)が出演し、俳優の妻夫木聡(44)、佐藤隆太(45)と共に4年ぶりに敢行した人気企画「親友・男3人旅」が大きな反響を呼んでいます。彼らは2001年4月期のドラマ『天国に一番近い男』(TBS系)の教師編で共演して以来の旧知の仲。番組では、櫻井が来春にラストツアーを控え、5月末でグループ活動を終了する嵐の「ラストライブ」について胸の内を明かし、その率直な言葉と親友たちの温かい励ましが視聴者の感動を誘いました。
櫻井翔が語る嵐ラストライブへの葛藤
番組内で櫻井翔は、来春に迫る嵐のラストツアーについて、「体力的には(不安は)ないけど、何にせよ、5年近く踊ってないから」と苦笑しながら語りました。特にラストライブに関しては、「ありがたいことに、嵐がいろんな人に知ってもらってさ……」「どういう感じを届けていいか難しい。何が見たいか、なのか、(自分たちが)何を届けたいのか? もある……」と、ファンへの思いと自身の表現の間で揺れる複雑な心境を打ち明けています。グループの活動休止から約5年が経過し、再始動への期待とプレッシャーの中で、最高のパフォーマンスを届けたいという櫻井の真摯な姿勢が垣間見えました。
妻夫木聡の言葉がファンに響く「やりたいことをやってほしい」
櫻井の悩みに、親友である妻夫木聡は「俺たちは(ライブを)やってくれるだけで嬉しいからね。求めない。“やってほしい”を求めてるわけだから。求めるものはないよね。やりたいことをやってほしい。“今のみんなを見たい”というのはある」と温かい言葉をかけました。この妻夫木の発言は、多くの嵐ファンの気持ちを代弁するかたちとなり、X(旧Twitter)上には「嵐ラストLIVEのコメント『やりたいことをやればいい』本当にそう やってくれるだけで嬉しいよ 翔ちゃん」「妻夫木聡さんの言葉、ファンの気持ちを代弁してくれて胸熱ですね」といった共感の声が多数寄せられ、大きな話題となりました。櫻井の苦悩を理解し、そっと背中を押す妻夫木の言葉は、ファンにとっても心強いエールとなったようです。
櫻井翔(嵐)
家族の話題に見る櫻井翔のプロ意識
番組終盤では、妻夫木が家族との海外旅行について語り、「こういうときのためにお金って使うものなんじゃないかな」と自身の価値観を披露。佐藤隆太も長女が高校1年生になったことに触れ、「いつまで一緒にいられるのかな」と親としての思いを漏らしました。これを聞いた櫻井は「親と何回会えるんだろうって思っちゃうっていうか……」「年末年始、両親連れて旅行行こうかな」と自身の両親との関係性に言及し、妻夫木から「いつになく神妙だな、俺たち」とコメントされ、スタジオの笑いを誘う場面もありました。
女性誌編集者によると、「妻夫木さん、佐藤さんが家族や子どもの話をしているとき、櫻井さんは聞き役に徹し、神妙な顔つきで頷く程度でした。自身がアイドルということをしっかりと自覚しているからこそ、妻や子どもといったプライベートな話題に触れることを避け、両親との関係に言及するに留めたのではないでしょうか」とのこと。自身の役割を深く理解し、公私を分けるプロ意識が垣間見えた瞬間と言えるでしょう。
まとめ
嵐の櫻井翔、妻夫木聡、佐藤隆太の「親友・男3人旅」は、長年の友情とそれぞれの人生観が交錯する感動的な内容となりました。特に、櫻井が嵐のラストライブについて抱える葛藤を明かし、それに対する妻夫木の温かいエールが多くのファンの心に響きました。また、家族の話題においても、櫻井がアイドルとしてのプロ意識を貫く姿勢は、彼がどれほど自身の立場とファンへの思いを大切にしているかを物語っています。この番組は、単なるエンターテインメントを超え、深い人間関係とプロフェッショナリズムを感じさせる貴重な機会となりました。





