欧州連合(EU)欧州議会は18日、フランス・ストラスブールでの本会議で、優れた人権擁護活動をたたえる「サハロフ賞」の今年の受賞者、ウイグル族学者イリハム・トフティ氏への授賞式を行った。イリハム氏は中国で、「国家分裂罪」で有罪判決を受け服役中。娘のジュハル氏が式に代理出席した。
欧州議会は、イリハム氏が漢族との対話を訴え「民族の権利向上に人生をささげた」と称賛した。
ジュハル氏は演説で「ウイグル族は学校、公共の場、そして自宅内でさえ自由がない」と強調。「中国政府はおそらく100万人以上をキャンプに収容し、宗教や言語、文化を捨てさせている。拷問で死ぬ人もいる」と訴え、問題解決に国際社会の支援を訴えた。(共同)