日本テレビの人気アナウンサー、岩田絵里奈アナ(30)が来年3月末をもって同局を退社すると「文春オンライン」が報じ、業界内外に大きな波紋を広げています。局内関係者からは「めちゃくちゃ器用な人。フリーになってもきっと活躍できる」と太鼓判が押される一方で、今回の退社報道は、華やかなイメージとは裏腹に、テレビ局アナウンサーが直面する厳しい現実を浮き彫りにしています。
日本テレビのエース、岩田絵里奈アナの軌跡
2018年4月に日本テレビに入社した岩田アナは、すぐにその才能を発揮しました。2021年放送の「メレンゲの気持ち」ではタレントのローラさんのモノマネを披露し、そのキャラクターで広く注目を集めることに成功しました。その後、同局のエースである水卜麻美アナの後任として「スッキリ」のアシスタントMCを務め、お茶の間で一躍その顔が知られるようになりました。現在も「シューイチ」や「沸騰ワード10」といった人気番組を担当し、日本テレビの顔として活躍を続けています。
日本テレビの人気アナウンサー、岩田絵里奈
局アナが抱える“厳しい現実”と離職の背景
しかし、華やかな活躍の裏で、岩田アナは以前から周囲に「辛い」と漏らしていたという情報もあります。視聴率の高い番組を担当することによる極度の緊張感やプレッシャーは計り知れません。別のテレビ局関係者は、局アナの置かれる状況について「あくまで収録に参加するイチスタッフであり、タレントのようには扱われない」と指摘します。メインMCを務めるタレントの事務所から「仕切りが悪い」とダメ出しを受けることもあり、自分のやりたいことができず、将来が見えないと感じる局アナが多いと言います。こうした背景が、今回の退社報道にも繋がっていると見られています。
他局でも相次ぐ退社:女子アナ“退社ドミノ”の兆候か
実際に、他のテレビ局でも局アナの退社が相次いでいます。今年1年間だけでも、フジテレビでは藤本万梨乃アナ、永島優美アナ、岸本理沙アナなど5人が、TBSでも良原安美アナ、小倉弘子アナ、加藤シルビアアナなど5人が退社を表明しています。元TOKIOの国分太一さんの騒動で揺れる日本テレビにとって、岩田アナの退社は、さらなる「退社ドミノ」を引き起こす可能性も指摘されており、次世代のエースアナを失う危機に、局は頭を抱えていることでしょう。今回の岩田アナの報道は、テレビ業界における局アナという職業の構造的な課題を改めて浮き彫りにしています。
参照元:
news.yahoo.co.jp





