aespa紅白出場に広がる波紋:きのこ雲ランプ問題と新曲「Whiplash」歌詞への批判

大晦日の国民的行事である『第76回NHK紅白歌合戦』の放送まであと1週間となり、華やかな祭典の準備が進む一方で、公共放送であるNHKの判断を巡り、かつてないほどの議論が巻き起こっています。この論争の中心となっているのは、韓国の4人組ガールズグループ・aespa(エスパ)の初出場です。

aespaを巡る「きのこ雲ランプ」騒動の経緯

aespaに関する問題の発端は2022年に遡ります。中国人メンバーのニンニンがファン向けアプリに「かわいいライトを買ったよ」というコメントと共に卓上ランプの写真を投稿しました。しかし、そのランプが原子爆弾によるきのこ雲のような形をしていたことから、一部で物議を醸しました。

本人に何らかの意図があったかは不明とされていますが、NHKの山名専務理事は「原爆被害を軽視し揶揄するような意図がなかったことを所属事務所に確認している」とコメントしています。しかし、海外通販サイトでは同じランプが「核爆発」「きのこ雲」「広島」といった説明と共に販売されていたことが判明し、批判が殺到しました。この騒動は、aespaの紅白出場が決定したことでSNS上で再び燃え上がり、オンライン署名サイト「Change.org」では「aespaの紅白出場停止を求めます」という署名活動が開始され、12月24日時点で14万件を超える署名が集まり、その数は日々増加しています。 NHK側は、この署名活動に対して特段の対応や出場取り消しといった措置を取ることはなく、予定通りaespaをステージに立たせる姿勢を崩していません。

aespaの衣装は露出が多めaespaの衣装は露出が多め

新たな火種:「Whiplash」の歌詞が原爆を想起させるとして物議

さらに新たな波紋を呼んでいるのは、NHKが19日に発表した紅白でのaespaの披露曲です。彼女たちが披露するのは、2024年10月にリリースされたaespaの5thミニアルバムのタイトル曲で、日本でもストリーミング累計再生回数1億回を突破したヒット曲『Whiplash』です。

この選曲がさらなる議論を巻き起こしており、SNS上では、日本語訳された歌詞の一部が原爆を連想させるという指摘が拡散されています。問題となっている楽曲の冒頭部分の歌詞は、「One look give ’em Whiplash (衝撃をお見舞いするわ)」「Beat drop with a big flash(ビートが落ちたとたん大きなフラッシュと一緒にね)」とされています。

X(旧Twitter)上では、「これ原爆想起の曲をわざわざ選んでるよな?」「こじつけにしても原爆揶揄で炎上してるのに配慮ゼロで舐めてますね」と、NHKの配慮の欠如を指摘する意見が投稿されています。一方で、ファンからは「被害妄想エグすぎ」「さすがに無理やりすぎでしょ」といった反対意見も相次いでいるようです。

芸能誌記者は、「紅白で披露される『Whiplash』ですが、確かに2024年に大ブレークし代表曲とも言える曲です。しかし原爆揶揄で14万件も署名が集まるほど炎上している中で、創造力のある人であれば想定できそうな事案の曲をわざわざ選ぶのはどうかという意見もあります。公共放送としての配慮や想像力が欠如していると言われても無理はないでしょう」と指摘しています。

大晦日、aespaがどのようなパフォーマンスを見せるのか、そして視聴者がそれをどのように受け止めるのか、紅白という国民的番組を巡る議論は、本番を迎えるまで続きそうです。