ハリポタ作者の見解が物議 トランスジェンダー巡り

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「ハリー・ポッター」シリーズの英作家J・K・ローリングさん=11日、ニューヨーク(Invision・AP)

「ハリー・ポッター」シリーズの英作家J・K・ローリングさん=11日、ニューヨーク(Invision・AP)

 人気小説「ハリー・ポッター」シリーズの英作家J・K・ローリングさんが、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの性別変更を否定する発言をして失職した女性研究者を擁護する見解を示し、物議を醸している。英メディアが19日、報じた。

 研究者はツイッターで、トランスジェンダーの人々は生物学的な性を変えられないとつぶやいたことが原因で、勤務していたシンクタンクを3月に解雇された。不服を申し立ててロンドンの裁判所で争っていたが、18日に敗訴した。

 ローリングさんは19日、自身のツイッターで「好きな服を着ていい。好きなように自分を呼べばいい。でも性別は争う余地がないと述べた女性を辞めさせるの?」と疑問を投げ掛け、研究者を支持するハッシュタグ(検索目印)も付けた。

 これに対し、ツイッター上では「差別を助長する投稿にがっかり」「嫌がらせに加担していることを知って」といった批判が相次ぐ一方、支持する意見も寄せられた。(共同)

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