山形県米沢市選挙管理委員会は20日、11月24日投開票の市長選で24票差で落選した元衆院議員、近藤洋介氏(54)の陣営関係者が、再選を果たした中川勝氏の当選無効を求めて申請した異議申し出を棄却した。開票作業や無効票の判定は適法に行われたとしている。
市選管は、票が僅差だったことだけでは無効票を再確認する理由としては不十分だとして、違法性を裏付ける証拠や証言を陣営関係者に要求していたが、20日までに提出されなかった。その上で関係者への聞き取りなどの結果、一連の開票作業は公選法に基づき適切だったと判断した。
近藤氏の事務所は「近藤本人と相談し、県選管へ審査を申し立てるかどうか検討する」としている。