弁護士刺殺、警官の不手際認定 秋田県への賠償命令確定 最高裁

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 秋田市の弁護士、津谷裕貴(つや・ひろたか)さん=当時(55)=が平成22年、自宅で男に刺殺されたのは臨場した警察官の不手際が原因だとして、遺族が秋田県と男に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(小池裕裁判長)は県の上告を退ける決定をした。警察官2人の過失を認定し、県と男に計約1億6480万円の賠償を命じた2審仙台高裁秋田支部判決が確定した。決定は19日付。5裁判官全員一致の結論。

 津谷さんは22年11月、菅原勝男(かつお)受刑者(75)=殺人罪などで無期懲役確定=に枝切りばさみで刺殺された。菅原受刑者は離婚調停で元妻の代理人を務めた津谷さんを恨んでいた。津谷さんは、警察官に加害者と間違われているうちに菅原受刑者に刺されており、訴訟では、臨場した警察官らの対応の妥当性が争点となった。

 1審秋田地裁判決は、菅原受刑者の拳銃を津谷さんが手にしていた状況などから犯人と取り違えた警察官の判断は不合理ではないとして、受刑者のみに賠償を命じた。一方、2審判決は「警察官2人は弁護士の生命身体を保護する義務に反して規制権限を適切に行使しなかった」として、県への請求を退けた1審秋田地裁判決を変更。男と連帯して賠償金を支払う責任があると認定していた。

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