台湾野党の総統候補、韓国瑜市長の罷免めぐりデモ合戦

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21日、台湾南部・高雄市で、韓国瑜市長の罷免を求めて行進する市民ら。総統選で国民党に投票すれば台湾が香港になるという意味のプラカードを掲げる人もいた(田中靖人撮影)

21日、台湾南部・高雄市で、韓国瑜市長の罷免を求めて行進する市民ら。総統選で国民党に投票すれば台湾が香港になるという意味のプラカードを掲げる人もいた(田中靖人撮影)
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 【高雄=田中靖人】来月11日投票の台湾の総統選に立候補している野党、中国国民党の韓国瑜(かん・こくゆ)高雄市長に対し、市長の罷免を求める大規模なデモ行進が21日、南部・高雄市で行われた。総統選での事実上の落選運動で、これに対抗して韓氏を支持するデモも行われた。警察当局は3000人を超す警察官を動員して衝突の警戒に当たった。

 罷免を求めるデモは、与党、民主進歩党に近い市民団体と「台湾独立」派の政治団体などが主催し、主催者発表で「30万人超」が市内を行進した。参加者は香港の抗議デモのスローガンをまねて「高雄を取り戻せ」や「台湾を守れ」などと叫んでいた。

 主催団体は、罷免投票の実施に必要な有権者の10%(約22万人)以上の署名を集めたとしており来週、提出する。罷免には有権者の25%(約57万人)以上の投票で、賛成が多数を占める必要がある。高雄市出身の会社員、陳彦霖さん(37)は「ハードルは高いが、中国との統一に同意したも同然の韓氏は絶対に辞めさせる」と話した。

 一方、韓氏を支持するデモの参加者は罷免要求デモより少なかったとみられるが、韓氏の選挙事務所は「約35万人」と発表。韓氏は終点で演説し、「過去3年半、生活が苦しかったと思う人は(総統選で)韓国瑜に投票してほしい」と訴えた。中部・台中市から来たゴミ収集業の男性(47)は「民意に寄り添う韓氏の、どこに罷免の理由があるのか」と話した。

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