【直球緩球】深沢祐二JR東日本社長「訪日需要へホテル1万室」





JR東日本の深沢祐二社長
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 --訪日客向けに高級ホテルの需要が高まっているが、今後の計画は

 「国内のホテル需要は強い。できるだけ早く現在の7600室から1万室まで増やす方針だ。(東京の)竹芝や品川地区には今までよりも高級なホテルも建設する予定で、訪日する富裕層にも応えていきたい」

 --新幹線方式が採用される予定のインドの高速鉄道など海外事業の見通しは

 「インドの高速鉄道は着工をどうするかの段階だが政府間で決める話だ。高速鉄道は金額も大きく、リスクも同時に大きいので慎重にはなる。東南アジアでは、今後、都市鉄道を作らないと経済発展ができない状況なので、都市鉄道のプロジェクトには何らかの形で参画したい」

 --平成30年以降、最大労組のJR東労組からの脱退者が相次いだ影響は

 「組合に属していない社員でつくる社友会とコミュニケーションをとっており、(経営側が)何でもやりたいようにやっているわけではない。昔のSLから電車の時代になり今後は運転手のいない時代になっていくので、運転手の制度は変えていこうと思っている」

 --給与体系を職種によって変えるのか

 「データサイエンティストなど専門職を採用するときにはどういう給与体系にするのか考えないといけない。鉄道は伝統産業なので安全のためにある程度の期間勤めてもらうことが前提で制度ができているが、専門職にはそれに合わせた制度が必要だろう」



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