津市の前葉泰幸市長は、今年の市政を表す漢字として「三」を挙げた。自身の3期目スタート、津ぎょうざが3度目の出場でB1グランプリに輝いたこと、市内で3つの河川の橋で架け替えが進んだことを並べた。
前葉市長は今年4月の統一地方選の市長選で無投票3選。「市民の声を聞くと、平成18年の10市町村による合併に伴う地域ごとの新たな不満などがあり、対応していきたい」とした。
津ぎょうざは兵庫県明石市で11月23、24両日に開かれた同大会で1位のゴールドグランプリを獲得。過去2回は4位と3位だった。
橋の架け替えは、津市中心部を流れる志登茂川にかかる江戸橋が架け替えられ近くの三重大医学部付属病院への通院患者や同大生らの利便性が増したほか、治水などのため相川橋の架け替えが決まったこと、老朽化による津興橋の架設橋での通行が始まるなどの事業を挙げた。
前葉市長はほかに今年の十大ニュースとして、国道23号の中勢バイパスの市内区間の完成による利便性の向上、市街地の新コースによる津シティマラソン大会の盛況、斎場建設などに次ぐ大規模公共施設としての津南防災コミュニティーセンターの完成などを挙げた。