山口県は24日、届け出と異なる方法で医薬品を製造したとして協和発酵バイオ防府工場(山口県防府市)に今月25日から18日間の業務停止命令を出した。また経営陣を含む責任の明確化や、適正な品質管理を求める業務改善命令も出した。
山口県によると、防府工場は届け出ていた製造方法とは一部異なる方法で医薬品を製造していた。安全性については問題ないとの報告を受けているという。
協和発酵バイオ山口事業所の幹部は県庁で記者会見し「ご迷惑をおかけした」と陳謝し、作業の効率化や生産性向上のために作業手順を変えたと釈明した。社内調査で判明し今年9月に製造を中止。第三者による調査委員会で原因究明を進めているとした。