自民党の秋元司衆院議員(48)が統合型リゾート施設(IR)をめぐる収賄容疑で逮捕の見通しとなった25日、自宅や事務所などの関係先は早朝から多くの報道陣で騒然とした雰囲気になり、大詰めの捜査に緊張感が高まった。
東京都江東区内の自宅マンション前では通勤や通学の住民らが多数の報道陣を横目に心配そうな表情で足早にマンションを出ていった。「今月上旬に町内会の餅つき大会で(秋元氏を)見たばかり。事件に驚いている」。地元有権者の女性(35)はあきれたように話した。
区役所の向かい側にある大通り沿いの事務所には、午前8時すぎにスタッフとみられる10人前後の男性が一様にこわばった表情で足早に中へ。正面のシャッターや2、3階部分は窓のブラインドカーテンがずっと閉じられ、中の様子はうかがえないままだった。