台風19号で被災した茨城県北部のリンゴ生産者らが25日、水戸市宮町の水戸協同病院で復興支援に感謝する直売会を開いた。盛りのリンゴ「サンふじ」やアップルパイ、ネギやホウレンソウといった旬の野菜が市価より安く販売され、病院の関係者や来院者らが買い求めた。
JA常陸(本店・茨城県常陸太田市)管内の同県大子町では、特産のリンゴは大きな被害を免れたが、リンゴ狩りに訪れる観光客らが激減した。JA常陸青年部の生産者らが11月6日に水戸協同病院でリンゴの直売会を行い、生産地の無事をアピールした結果、客足は徐々に回復した。