NHK連続テレビ小説「あんぱん」に登場した「いちごジャム」が、視聴者の間で大きな話題を呼んでいます。ヒロイン・蘭子(河合優実)を巡るこの意味深な小道具に、熱心な考察が過熱中です。
蘭子の心情と「いちごジャム」の二重奏
この「いちごジャム」は2日の第112話で初登場しました。のぶ(今田美桜)の妹である蘭子(河合優実)が、自宅を訪れた八木(妻夫木聡)に、固く閉まった瓶の開封を依頼。翌日の第113話では、八木が開けたジャムを手に複雑な表情の蘭子が、母親が焼いたロールパンにつけ「甘い」とつぶやく姿が描かれました。
視聴者からは、婚約者を失い心を閉ざした蘭子の内面を、開けにくいジャムの瓶が象徴しているのではないか、との見方が広まっています。さらに、八木のモデルがサンリオ創業者・辻信太郎氏とされることから、「いちご」がサンリオの月刊誌「いちご新聞」への伏線ではないかとの指摘も。同誌は今年8月に創刊50周年を迎えました。
朝ドラ「あんぱん」で蘭子役を演じる河合優実。意味深な「いちごジャム」の演出に注目が集まる
SNSで白熱する考察
インターネット上では、「『いちご新聞』につながる演出だ!」「なんて奥深いんだ」「いちごジャムは、いちご新聞への伏線か?」といった興奮の声が相次いでいます。
番組制作者の細やかな演出意図を巡り、SNS上では活発な議論が展開されており、この小道具一つにも込められた深いメッセージは、「あんぱん」の物語をより深く楽しむ要素として注目されています。
結論
「あんぱん」における「いちごジャム」は、蘭子の心情描写とサンリオ「いちご新聞」への伏線という、多層的な意味を持つと考察されています。制作者の深い意図が込められたこの小道具は、今後の物語展開への期待を一層高めています。
参照元
中日スポーツ
記事リンク: https://news.yahoo.co.jp/articles/662e907961fae5624223bab8f04a6630c208bc2d