民間シンクタンクによる都道府県魅力度ランキングで7年連続最下位となった茨城県だが、不名誉な「7冠」の称号は県民の肌感覚に合致しているのか-。地域の調査や研究を手がける「ARC地域研究センター」(水戸市)が県民へのアンケートを行ったところ、ランキングが実態を反映していると考える人はおおむね4人に1人にとどまっているという結果が出た。ただし、若い人に限るとその割合は高まり、世代間の認識の差も示された。
調査は6~13日に15歳以上の9460人を対象にインターネットで実施し、1213人から回答を得た。
「7年連続最下位」が実態を反映しているかを尋ねる設問では、「非常にそう思う」は7・5%、「ややそう思う」は17・4%で、合わせても24・9%だった。「全くそう思わない」は13・9%、「あまりそう思わない」は27・5%で、計約4割に達した。
年齢別でみると、「非常にそう思う」が最も高かったのは12・7%の20~29歳で、次いで12・2%の15~19歳。最も低かったのは50~59歳と60歳以上で、そろって4・8%だった。