【CMウオッチャー】広瀬すずさん、ラグビー代表と福を呼ぶ





富士フイルムのお正月のCMでは、広瀬すずさんとラグビーの松島幸太朗選手らが「七福神」に変身する

 「お正月を写そう♪」のフレーズでおなじみの、富士フイルムのお正月用テレビCMが流れ始めた。令和の時代になって最初のお正月用CMには、女優の広瀬すずさん(21)がラグビーワールドカップ(W杯)で活躍した選手らと「七福神」に扮して登場。おめでたい雰囲気に仕上がった。人気のインスタントカメラ「チェキ」シリーズの最新商品を使ったお正月の過ごし方を提案する。

 CMは松島幸太朗選手(26)ら6人のラグビー選手が広瀬さん宅の庭先で、いきなりスクラムを組む場面から始まる。晴れ着姿でお雑煮を食べていた広瀬さんが「お正月からスクラムですか?」と声をかけると、流大(ながれ・ゆたか)(27)選手が「じゃあ、変身!」と号令をかける。

 羽織袴を着ていた6人は次の瞬間、ちょっと変わった姿に。松島選手は「大黒天」、流選手は「恵比寿」に扮するなど、それぞれ七福神の姿に変身している。広瀬さんは「チェキいいですか?」と撮影をお願いする。選手らはラインアウトで鯛を捕まえたり、鏡餅の上にミカンを持ってトライを決めたり、次々とパフォーマンスを決める。広瀬さんも、いつの間にかかわいらしい「弁財天」に変身する。

 最新のチェキは写真に声や音も入れられるのが特徴。写真の左下に印刷されたQRコードをスマートフォンで読み込むと、再生ができるという。

 広瀬さんが「福を配りましょう!」と呼びかけ、七福神はそろって商店街へと繰り出す。集まった人たちに一枚一枚写真を手渡していく。

 「笑わない男でしょ?」

 見物していた女性が突然、具選手に話しかけてくる。

 「それ僕じゃないです」

 具智元選手が急いで否定するというオチが付いてCMは終わる。初笑いを誘い、まさに福を呼ぶCMができあがった。流選手がラインアウトのジャンパーを務めたり、松島選手やレメキ選手がスクラムに加わるなど、本来見ることはできないパフォーマンスも見どころだ。(経済本部 米沢文)



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