東北電力は28日、会員制のインターネットサービス「よりそうeねっと」に不正アクセスがあり、東北6県と埼玉、千葉、新潟各県の会員44人が保有するポイント14万1000円相当が、他社の電子マネーや共通ポイントに勝手に交換されたと発表した。このサービスは2016年にも不正アクセスを受けた。
東北電によると、26日深夜~27日早朝にかけて、第三者が会員52人のログインIDやパスワードを使い不正にアクセス、うち44人のポイントが交換された。複数のIPアドレスからアクセスがあった。他社のサービスなどからIDなどを入手したとみられる。東北電のウェブサイトからの漏えいは確認されていない。
東北電は同サービスでのポイント交換を27日午後2時半に停止し、宮城県警に被害を相談。東北電は「深くおわびする。原因究明と再発防止対策を講じ、サービスを再開したい」としている。