タリバン全土停戦の方針か 10日間程度、米検討へ


 AP通信は29日、アフガニスタンの和平を巡り米国との和平合意締結を目指すアフガンの反政府武装勢力タリバン指導部が、全土で一時的な停戦に応じる方針を固めたと報じた。停戦の開始時期は不明だが、期間は10日程度が提案されているといい、米国は今後、内容を詳細に検討するとみられる。

 一方、アフガンの民放トロテレビは29日、タリバンが停戦に応じるのは米国との合意締結後のもようだと伝えた。合意後に停戦が実施され、アフガン政府の代表者らとタリバンによる会合が開かれる可能性がある。

 米国とタリバンは今月7日、中東カタールで和平協議を約3カ月ぶりに再開し、米国は暴力の削減措置を講じるよう求めていた。

 しかし、タリバンが11日にアフガンのバグラム米空軍基地近くを攻撃したことを受け、米国のハリルザド・アフガン和平担当特別代表は13日、協議の「一時休止」を表明。タリバンはその後も米軍やアフガン国軍などへの攻撃を続けている。(共同)



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