第70回紅白歌合戦 2020五輪ソングが彩る大みそか




 大みそか恒例の第70回NHK紅白歌合戦が31日午後7時15分~11時45分、放送される(途中ニュース中断あり)。総合司会は今回が3年目となるお笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良(てるよし)さんと、初めての総合司会となる和久田麻由子アナウンサーが務める。紅組司会は4年ぶり3度目となる女優の綾瀬はるかさん、白組は昨年に続き、人気グループ「嵐」の桜井翔さんが2回目の大役を務め、番組を進行する。

 11月14日の紅白出場歌手発表後、NHKは今年もサプライズ的に、新たな出場歌手の発表を断続的に行ってきた。水面下での出演交渉が実った形で、初出場となる竹内まりやさんや、RADWIMPS、KISSと共演するYOSHIKIさん、松任谷由実さん、ビートたけしさんらの出場が決まった。RADWIMPS以外の4組は特別企画として登場する。

 トップバッターは紅組のFoorinで、子供たちの間で人気に火がついた「パプリカ-紅白スペシャルバージョン-」を歌う。白組のトップは郷ひろみさんで「2億4千万の瞳-エキゾチック“GO!GO!”ジャパン-」を歌う。

 紅組のトリはMISIAさんの「アイノカタチメドレー」で、大トリは嵐の「嵐×紅白 スペシャルメドレー」。「MISIAさんはアーティストとしての存在感を増しており、嵐はグループの20周年の締めくくりであり、アジアでの活躍など今年のエンタメを席巻した」(番組の制作統括を務める加藤英明チーフプロデューサー)というのが起用理由だ。

 このほか、「紅白全編を通じて2020年を意識したコーナーは随所にある」(加藤氏)と説明。特に後半の、ロンドン五輪(2012年)のNHKテーマソング「風が吹いている」を歌う「いきものがかり」▽アテネ五輪(2004年)の同「栄光の架橋」を歌った「ゆず」(歌唱曲は「紅白SPメドレー 2019-2020」)▽大トリでの歌唱前に「NHK2020ソング」の「カイト」を歌う嵐-と続く部分は、「東京五輪・パラリンピックを強く意識した」コーナーとなるという。

 審査方法は昨年と同様、全ての対戦が終わった時点で「視聴者審査員」「会場審査員」「ゲスト審査員」が投票を行う。それぞれの審査で投票が多い組に1ポイントが加算され、計3ポイントのうち2ポイント以上を取った組を勝ちとする方式となる。



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