世界初の8K放送で東京五輪・パラに「リアル」に接近

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アジア太平洋放送連合(ABU)総会で、NHKが披露した8K映像=一昨年11月、東京都新宿区

アジア太平洋放送連合(ABU)総会で、NHKが披露した8K映像=一昨年11月、東京都新宿区

 さまざまな観戦方法で「視聴革命」が予想される東京五輪・パラリンピック。超高精細映像「8K」によるテレビ放送を楽しめる世界初の大会ともなる。現在のフルハイビジョンの16倍という解像度があり、髪の毛の一本一本、森の木の葉の一枚一枚が表現可能なほど緻密な画像が映し出される。スポーツ中継はより「リアル」に接近する。

 NHKは平成30年12月、世界で初めてとなる8K放送を開始した。昨秋に行われたラグビー・ワールドカップ(W杯)の試合の一部を8Kで生中継。昨年11月にもBS8Kでワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝を生中継した。井上尚弥選手の体から汗がしたたる様子が確認できるほど臨場感にあふれた。

 8Kの特徴が特に生きるのは、戦術が重視されるサッカーやラグビーなどの競技の場合だ。引き気味に撮影した映像でも画面端にいる人物の表情まで見えるため、実際の観戦に近い視覚体験を味わうことができる。

 テレビ番組を放送と同時にインターネットでも見ることのできる常時同時配信も、NHKは今年度中にスタートさせる予定だ。テレビだけでなく、スマートフォンやタブレットといった携帯端末を使い、外出先でもネット経由で五輪の生中継を見られるようになる。観戦方法の選択肢が広がる見込みだ。

 NHKは、順調にいけば3月の聖火リレーから常時同時配信をスタートするとみられており、大会本番では新たな視聴スタイルが広がる可能性がある。

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