百貨店4社12月売り上げは全社が前年割れ 初売りも振るわず

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阪急うめだ本店での初売り 多くの人で賑わう売り場=2日午前、大阪市北区(須谷友郁撮影)

阪急うめだ本店での初売り 多くの人で賑わう売り場=2日午前、大阪市北区(須谷友郁撮影)

 大手百貨店4社が6日発表した昨年12月の既存店売上高(速報)は、全社が前年実績を下回った。消費税増税の影響が残ったほか、暖冬傾向で衣料が不振だった。年明けの初売りも3社が前年割れとなった。

 12月の売上高はJ・フロントリテイリングと三越伊勢丹ホールディングス(HD)がともに前年同月比5・9%減、高島屋が5・0%減、そごう・西武が4・5%減だった。年末年始の連休を反映しておせち料理の販売は好調だったが、増税前の駆け込み需要の反動もあり、衣料や化粧品が苦戦した。

 一方、福袋とセールの2本立てとなる初売りでは、1月2~5日までの4日間の売り上げで高島屋が1%減、J・フロントリテイリングが6%減だった。今年から全店で2日から初売りを行った三越伊勢丹HDも前年割れで、伊勢丹新宿本店と三越銀座店で2日に閉店時間を早めたことも大きく影響した。1日から初売りを実施したそごう・西武は3日までの3日間の売り上げが前年並みだった。

 初売りの不調の原因の1つは、クリアランスセールの主軸となる衣料品の不振だ。「高級ブランドや食料品などの定価商品は売れても、値引き対象の衣料品が売れない」(高島屋)傾向だという。

 百貨店各社は消費者が必要と考えれば定価でも購入するという購買動向が強まっているとしており、J・フロントリテイリングは7日でクリアランスセールを終了し、定価品の取り扱い割合を増やして売り場の強化に取り組む方針だ。

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