首相年頭会見要旨 「五輪再び開催、新時代切り拓く1年に」





伊勢神宮内宮の参拝を終え、記者会見に臨む安倍晋三首相=1月6日午後、三重県伊勢市(渡辺恭晃撮影)

 安倍晋三首相が6日、三重県伊勢市で開いた年頭記者会見での主な発言は次の通り。

【令和2年の抱負】

 少子高齢化、激動する国際情勢。私たちの前には、大変困難な課題が立ちはだかっている。五輪・パラリンピックが再びわが国で開催される歴史的な年を、国民とともに日本の新時代を切り拓(ひら)く1年とする。その決意を新たにしている。

【社会保障改革】

 このままでは若い世代の社会保障負担が大きく上昇する。現役世代の安心を一層確保する制度へと改革する。子供たちや子育て世代への支援も充実させる。未来を見据えながら、全ての世代が安心できる社会保障制度へと改革していくことが、本年、内閣の最大のチャレンジだ。

【北朝鮮問題】

 北朝鮮と日朝平壌宣言に基づいて諸問題を解決し、国交正常化する方針は揺らがない。最も重要な拉致問題の早期解決に向け、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と条件なしで直接向き合う考えだ。

【中東情勢】

 現状を深く憂慮している。事態のさらなるエスカレーションは避けるべきであり、すべての関係者に緊張緩和のための外交努力を尽くすことを求める。

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