ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下のスペインのセアトは7日、ルカ・デメオ社長が同日付で辞任したと発表した。フランス大手ルノーが進める最高経営責任者(CEO)選定で有力候補に挙がっているとされており、就任に向けた準備との見方がある。
ルノーは自社のクロチルド・デルボス暫定CEOも検討対象としているもようだ。早期に選定を終えて日産自動車との企業連合強化を進め、電気自動車(EV)のような次世代技術の開発に力を注ぎたい考えだ。
ルノーは2019年10月、カルロス・ゴーン前会長体制下でナンバー2だったボロレCEOを解任し、ゴーン体制から決別。スナール会長がけん引する新体制に向け、後任選びを進めてきた。(共同)