高島屋は7日、2月のバレンタイン商戦を前に22日から順次開催されるチョコレートの催事「アムール・デュ・ショコラ」の発表会を行った。会場内に回転すし風の巨大レーンを設置、来場者が好きな具材を選んでオリジナルパフェを作れるようにするなどイベント性を高める。近年はバレンタインがイベントとして位置づけられていることに対応した。
巨大レーン「パフェ ゴー ラウンド」がお目見えするのは横浜、新宿、日本橋店。回転レーンに乗っているスポンジやマカロンなど24種類のトッピングから6種類を選び、さらにアイスクリームや生クリームなどを、好きなように組み合わせることができる。組み合わせは10万通りを超えるという。
担当者は「色々なことが自動化されていく中で、顧客に自分の感覚でさまざまなバリエーションを楽しめるものを作りたかった」と話し、「期間中で1500人の利用を目指したい」と意気込みを語った。
ほかに日本初上陸の4つのチョコブランドや、ゆっくりと消化吸収され、急激な血糖値の上昇が起こりにくい糖質「パラチノース」を使った健康志向チョコなど、さまざまなニーズに合わせた商品を用意する。
高島屋などの意識調査では、バレンタインのイメージとして「チョコの祭典」と回答する女性の割合が26・5%と最も多く、バレンタインをイベントとしてとらえる意識が高まっている。