保釈中に海外逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告が8日、逃亡先であるレバノンの首都ベイルートで記者会見した。
ゴーン被告は、「CEOリザーブ」と呼ばれる予備費について、現場などから上がってきた案件に複数の責任者が署名し、最終的にゴーン被告が承認するという手続きにのっとって支出されたものだと指摘。「私が好き勝手にできるものではない」と主張した。
また、フランスのベルサイユ宮殿で結婚披露宴を開く際に会社資金を不正に使用したなどとされる疑惑について、「私のキャラクターを傷つけるため」に流布されたものだなどと述べ、違法性を否定した。