英ヘンリー王子、王室と距離の意向 継承順位6位、取材嫌気か





来日し、パラ競技のパワーリフティングの山本恵理さん(左)に出迎えられるヘンリー英王子=2019年11月2日午後1時34分、東京都品川区の日本財団パラアリーナ(代表撮影)

 エリザベス英女王(93)の孫ヘンリー王子(35)は8日の声明で、王室の中核メンバーが担う公務から退いた上で、財政的な独立を目指し、王室と距離を置きたいとの考えを表明した。家族への執拗な取材に強い不満を持っており、原因の一つとなったとみられる。王室は、複雑な問題があり解決には時間がかかるとの見通しを示した。

 王子はチャールズ皇太子(71)の次男で、王位継承順位6位。米国出身の妻メーガン妃(38)ら家族と共に英国と北米の双方で、バランスを取りながら暮らしたいとの意向を示した。王室との関係は、今後も維持するとしている。

 王子夫妻は2018年5月に結婚し、19年5月には長男アーチーちゃんが生まれた。結婚後、取材攻勢が激化。英大衆紙を提訴するなど、一部メディアと対立していた。(共同)



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