震災被害の亘理町役場が開庁式 宮城県内4自治体の庁舎再建完了


 東日本大震災で被災、損壊した宮城県亘理町の役場庁舎が再建され、町は9日、開庁式を行った。新庁舎は耐震性を強化。自家発電装置を備え、屋上にはヘリコプターによる救助や支援物資受け取りができるスペースを設け、防災機能を拡充した。震災で被災し、建て替えが必要になった県内4自治体の役場庁舎の再建はすべて完了した。

 3階建ての新庁舎は昨年11月に完成。保健福祉センターを併設し、JR亘理駅から東約900メートルの町中央部に立地する。総工費は約39億9千万円。今月6日から業務を始めている。

 旧庁舎は内陸部にあり津波を免れたが震災で損壊し立ち入れなくなり、手狭なプレハブの仮設庁舎で業務を続けていた。



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