トヨタ自動車が8日発表した中国市場における2019年の新車販売台数は、前年比9・0%増の162万700台だった。トヨタは前年に続き過去最高を更新した。日本自動車販売協会連合会などによると、トヨタの19年の日本国内販売台数は約161万台。1964年に中国で販売を開始して以降、暦年で初めて日本を上回った。
同時に発表した日産自動車は1・1%減の154万6891台で、日系大手4社の業績が出そろった。米中貿易摩擦の影響で中国市場全体が低迷する中、トヨタとホンダが販売を伸ばした。日系大手で前年2位だったトヨタは首位に浮上、ホンダは2位につけた。前年トップだった日産は3位に後退した。
トヨタは、セダン「アバロン」や高級車ブランドの「レクサス」が好調だった。(共同)