訪日客数4千万人目標「かなり厳しい」 旅行業協会会長

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 日本旅行業協会の田川博己会長(JTB会長)は9日の記者会見で、政府が掲げる今年の訪日客数の目標4千万人について「かなり厳しいと思う」との見通しを示した。一方で「数字にはこだわっていない。日本人と訪日外国人がこれだけ接する機会はなかなかない」と述べ、東京五輪・パラリンピックで200を超える国や地域の訪日客と交流する意義を強調した。

 4千万人の訪日客数や8兆円という訪日客による消費額の政府目標について、田川氏は「数字はKPI(重要業績評価指標)としては必要だが、こだわるべきではない」と述べた。訪日韓国客がどこまで戻るかが訪日客数目標達成の一番のポイントとの見方を示した。

 その上で、「日本という文化や国を東京で示せるかが大事では」と強調。ラグビーワールドカップと違って首都圏中心に競技が開催される五輪の場合は、東京を日本全体の魅力のショーケースにすべきだとした。

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