9日午後9時40分ごろ、北海道帯広市の道警帯広警察署に軽乗用車が突っ込み、壁にひびが入った。同署は建造物損壊の疑いで、車を運転していた同市西13条北、自称会社員、久保翼容疑者(20)を現行犯逮捕した。けが人はいなかった。
同署によると、車が突っ込んだのは当直室の外壁で、室内では複数の署員が勤務していた。壁は横約1メートル、縦約50センチにわたりひび割れた状態になった。当直室にいた署員の1人は「もう少し(強く)突っ込んでいたら危なかった」と話した。
久保容疑者はそのまま車で逃げようとしたが、近くの交差点で赤信号のため停車したところを、走って追い掛けてきた署員に取り押さえられた。
同署によると、久保容疑者は「仕事でむしゃくしゃしていた」と容疑を認めているという。