米英メディアは10日、英王室の主要公務から退く意向を表明したヘンリー王子(35)の妻、メーガン妃(38)がカナダに渡ったと伝えた。王子夫妻は昨年末のクリスマス休暇をカナダで過ごし、長男、アーチーちゃんを乳母と残していた。当面は長男と共にカナダに滞在するとみられている。
祖母に当たるエリザベス英女王が夫妻を巡る将来的な役割を検討するよう側近らに指示する中での渡航だけに、波紋はさらに拡大している。
王子夫妻は8日に発表した声明で、今後は英国と北米の双方で暮らし、財政的な独立も目指すとの考えを表明。北米での生活拠点については、米国出身のメーガン妃が結婚前に住んでいたカナダや、メーガン妃の母親が暮らす米西部カリフォルニア州が有力視されている。(共同)