東京ガス子会社の東京ガスエンジニアリングソリューションズ(東京)は10日、タイ・バンコクで最大となる地域冷房プロジェクトに参画すると発表した。最新鋭設備や運転ノウハウを活用することで、高効率でエネルギーを供給し、環境負荷低減を図る。
参画するのは、バンコク中心部のルンビニ公園や日本大使館に隣接する16・7ヘクタールの用地を再開発する「ワンバンコク」プロジェクト。オフィスビル、ホテル、住居棟、商業施設など16棟で構成され、2023年の開業予定だ。
この計画向けの地域冷房・配電事業会社を、三井物産、タイ最大の独立発電事業者と共同で設立し、このほどエネルギー供給の契約を結んだ。関連の事業規模は総額120憶円で、東京ガスエンジニアリングソリューションズの負担は20億円程度になるという。