日産労連、ベア3千円以上 業績低迷も前年と同水準


 日産自動車グループの労働組合で構成する日産労連(計約12万8千人)は10日、東京都内で中央委員会を開き、令和2年春闘でベースアップ(ベア)に相当する賃金改善として、月額3千円以上を基準に求める方針を決めた。年間一時金(ボーナス)は5カ月を基本とする。グループの核である日産の業績が低迷する中、いずれも前年と同じ水準を維持した。

 上部団体の自動車総連はベアの金額を明示しない方針だが、日産労連は規模の小さい単組に向けて金額を示す必要があると判断した。単組の日産自動車労働組合はこれを受け、今月末をめどに執行部の原案をまとめる。



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