マレーシアでバドミントンの男子シングルス、世界ランキング1位の桃田賢斗選手=NTT東日本=らが負傷した交通事故で、入院先の首都クアラルンプール近郊の病院で治療を担当する医師は14日、共同通信の取材に対し、桃田選手は鼻の骨に細いひびが入る全治6週間のけがを負ったが「1カ月ほどで練習に戻れ、今後の競技に影響はないだろう」との見解を示した。医師は退院が「明日にも可能かもしれない」との見通しを明らかにした。
マレーシアでバドミントンは人気があり、地元メディアは「事故でチャンピオン負傷」などの見出しで大きく報道した。
事故は13日午前5時ごろ発生。桃田選手ら4人を乗せたワゴン車が高速道路を移動中、大型トラックに追突。運転手が死亡し、桃田選手は顔などをけがした。マレーシア警察が事故の経緯を調べている。