米南部フロリダ州ペンサコラの米海軍施設で昨年12月、研修生だったサウジアラビア軍少尉が発砲し、3人が死亡した事件について、バー司法長官は13日、ジハード(聖戦)思想に基づく「テロ行為」だったとの捜査結果を発表した。
米国で同様に訓練中のサウジ軍人計21人が過激思想に傾倒したり、児童ポルノを所持したりしたことが確認されたため、サウジ側が訓練から外し、帰国させることも発表した。
バー氏は記者会見で、現場で射殺された少尉が米中枢同時テロから18年となった昨年9月11日に、ネット上で「カウントダウンが始まった」と表明し、その後は事件の2時間前まで過激思想や反米、反イスラエルのメッセージを発信し続けていたと明らかにした。他のサウジ軍人らが発砲事件に関与したり、事前に少尉の計画を知っていたりしたことを示す証拠は見つからなかったという。(共同)