東京電力ホールディングスと中部電力の燃料・火力発電事業を統合したJERA(ジェラ、東京)は14日、洋上風力発電の普及に向けた国際組織「海洋再生可能エネルギー連合」に参加すると発表した。日本企業ではJERAが唯一となる。
同連合は、洋上風量発電大手のエルステッド(デンマーク)、エクイノール(ノルウェー)が主導し、これにシーメンス・ガメサ(ドイツ)などの発電機メーカーなどで加わって発足。再生可能エネルギーである洋上風力発電が、温室効果ガス削減に貢献できるとして、各国政府や国際機関に対して、普及促進を求める提言をまとめ、今年6月にポルトガル・リスボンで開催される国連海洋会議で公表する。
JERAは、台湾の大型洋上風力プロジェクトに参画したほか、日本での事業化も検討している。