偽造切手を日本国内に持ち込んだとして、大阪府警捜査2課は17日、郵便法違反(切手類偽造)の疑いで、中国籍の自称添乗員、●(=対の寸がりっとう)●(=大ににてんしんにゅう)江(リウダジアン)容疑者(38)を逮捕した。●(=対の寸がりっとう)容疑者のスーツケースから計約3万4000枚の切手が見つかっており、同課は換金目的で組織的に大量の切手を偽造した可能性があるとみて捜査している。
逮捕容疑は14日、偽造された日本郵便発行の100円切手と140円切手計1800枚(21万6000円相当)をスーツケースに隠し、中国・青島流亭国際空港から関西空港に持ち込んだとしている。同課は認否を明らかにしていない。
同課によると、偽造された切手の中には、正規品のシートの欄外に書かれている「国立印刷局製造」の表記がなかったり、字体が異なったりするものもあるが、精巧に偽造されており見分けが難しいという。
同課は偽造された切手が流通している恐れもあるとして注意を呼び掛けている。●(=対の寸がりっとう)容疑者は昨年、計23回入国していたという。