中国肺炎、4人目の死者 WHO、22日に緊急委 医療従事者14人も感染





中国湖北省武漢市で新型肺炎の発症者の多くが出入りしていたとされ、閉鎖された海鮮市場=17日(共同)

 中国湖北省武漢市の衛生当局は21日未明、新型コロナウイルスによる肺炎で1人が19日に死亡していたと発表した。死者は4人目。中国国営メディアによると中国政府は20日、新型肺炎が医療従事者14人にも感染したと明らかにした。人から人に感染するため、帰省や旅行で人の往来が増える春節(旧正月)の連休(24~30日)に、さらに発症者が増えるとの見通しも示した。

 一方、世界保健機関(WHO)は20日、新型肺炎が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当するか否かの判断や、感染拡大防止に向けた方策を協議するため、専門家による緊急委員会を22日に、本部のあるスイスのジュネーブで開催すると発表した。緊急事態宣言が出されれば、昨年7月のコンゴ(旧ザイール)でのエボラ出血熱以来となる。

 新型肺炎を調査する中国政府の専門家グループでトップを務める鍾南山氏によると、患者の看護などに当たった医療従事者14人に感染した。(共同)



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