【モスクワ=小野田雄一】ロシアのプーチン大統領は21日、メドベージェフ内閣の総辞職を受けて就任したミシュスチン新首相が提案した新閣僚を任命した。ラブロフ外相やショイグ国防相、ノバク・エネルギー相ら主要閣僚は留任した一方、経済や教育関連省庁での新規登用を重視。長引く経済低迷で高まる国民の不満を考慮し、内政重視の姿勢を打ち出すことで政権支持率の回復を図る狙いがあるとみられる。
新たに閣僚に任命されたのは、レシェトニコフ経済発展相▽ムラシュコ保健相▽リュビモワ文化相▽ファリコフ科学高等教育相▽クラブツォフ教育相▽マティツィン・スポーツ相▽コチャコフ労働社会保障相▽シャダエフ・デジタル発展・通信・マスコミ相-ら。このほか、チュイチェンコ副首相兼官房長官が法相に任命された。