アメリカ・ホワイトハウスで7月30日に行われた、医療技術をテーマにしたイベントで、トランプ大統領がうたた寝をしているように見える場面がテレビ中継された。
【動画】眠っていた?トランプ氏がイベント中にうたた寝をしているように見える映像
トランプ氏はこのイベントで約10分間スピーチをした後、ロバート・F・ケネディ・ジュニア保健福祉省長官やメディケア&メディケイド・サービスセンターのメフメト・オズ所長などの話に耳を傾けた。
テレビ中継された映像では、オズ所長の横に座っているトランプ氏のまぶたが徐々に重くなり、しばらく目を閉じているように見える。
トランプ氏はイギリス・スコットランドで週末を過ごして帰国したばかりだ。スコットランドでは複数のヨーロッパ首脳と会談したほか、ゴルフも楽しんだ。
トランプ氏の公の場での居眠りとみられる行動が非難されたのは、今回が初めてではない。2024年のストーミー・ダニエルズ氏への口止め料をめぐる裁判でも、法廷で目を閉じている姿がたびたび目撃された。
この行動について、トランプ氏の弁護士は「集中していただけであり、リラックスするために目を閉じていた」と主張した。
しかし、MSNBCアナリストのジョナサン・オルター氏は当時、「私は法廷で居眠りしているのを見ました」「これは“伝えられるところによると”という話ではなく、実際にに起きたことです」と語った。
ニューヨークタイムズのマギー・ハバーマン記者も、トランプ氏の関係者の話として、「時おりうたた寝していることはあるが、目を閉じて起きている時間もある」と報じている。
トランプ氏はこの裁判で、34件の重罪で有罪判決を言い渡された。
トランプ氏はこれまで、バイデン前大統領を「スリーピー(眠たい)・ジョー」、共和党の元ライバルであるジェブ・ブッシュ氏を「エネルギー不足」などと揶揄してきた。
そのトランプ氏が居眠りをしているかのような姿に対し、SNSでは「スリーピー・ドン」などの批判的なコメントが投稿されている。