栃木県で経口ワクチン散布始まる 豚コレラ対策

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経口ワクチン入りの餌を埋める作業。イノシシ捕獲用のおり(写真奥)も建てられている=22日、佐野市飛駒町

経口ワクチン入りの餌を埋める作業。イノシシ捕獲用のおり(写真奥)も建てられている=22日、佐野市飛駒町

 豚コレラ(CSF)の感染拡大を防ぐため栃木県は22日、佐野市などの山間部89カ所で野生イノシシ用の経口ワクチンの散布を始めた。感染イノシシが相次いで見つかっている群馬との県境に集中的に散布し、CSFの発生地域を囲い込む「ワクチンベルト」を構築する。

 佐野市北部の飛駒町ではこの日、イノシシが頻繁に出没する山裾の農地脇で、液体の経口ワクチンをくるんだトウモロコシの餌を県と市の職員が散布した。10平方メートルに10個の穴を掘って餌を3つずつ埋め、イノシシをおびき寄せるブタ用の配合飼料などもまいた。

 散布場所では年明けから飼料をまき、イノシシが現れやすいように餌付けしてきた。担当者は「なんとしてもワクチンを食わせ、感染拡大を食い止めたい」と力を込めた。

 散布したワクチン入りの餌が食べられたかどうかを1週間後に確かめ、10日後以降にイノシシを捕獲してCSF抗体の保有率を検査する。同じ作業を2月にも繰り返す。

 散布は6市町(佐野、足利、栃木、小山、壬生、野木)で2日間かけ実施。雪解け後の春以降に日光、鹿沼両市へも広げる。(山沢義徳)

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