パイオニア新社長が会見、「成長に向け投資増やす」と抱負


 1月1日付で就任したパイオニアの矢原史朗社長は23日、就任後初の記者会見を東京都内で開き、「財務的な再建はほぼ終わりに近く、キャッシュを生み出す力は明らかに戻ってきている。今後は成長に向け投資を増やしたい」と再建に向けた抱負を述べた。

 矢原氏は伊藤忠商事と日本GE(現GEジャパン)を経て米投資ファンドのベインキャピタルに移り、投資先のトップとして経営改善に取り組んだ。その後は産業ガス大手、日本エア・リキードの社長を務めた。

 矢原氏は「森谷浩一前社長らと面接し、(成功すれば)名門再建の象徴的なケースになると認識した」と入社の動機を説明。「稼ぐ力」を回復させるため、カーナビゲーションシステムなどの車載機器と、地図とデータを組み合わせたサービスを融合し、「『モノ』と『コト』を組み合わせて新しい価値を生み出していく」と強調した。



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