武漢で邦人1人が重度の肺炎発症





20日、新型肺炎患者が治療を受けている中国・武漢の病院で、マスクを着用した警備員(ロイター=共同)

 北京の在中国日本大使館は23日、湖北省武漢市で邦人1人が重度の肺炎を発症し入院していると発表した。新型コロナウイルスによる症状かどうかは未確認という。同ウイルスの感染が確認されれば日本人としては初のケースとなる。日本外務省は同日、武漢市について、不要不急の渡航をやめるよう促す「感染症危険情報レベル2」に引き上げたと発表した。中国当局による対応の遅れが国内外の深刻な感染拡大を招いており、習近平指導部は苦しい立場に追い込まれそうだ。(北京=西見由章、香港=藤本欣也、ニューヨーク=上塚真由)

 中国国家衛生健康委員会は23日、新型コロナウイルスによる肺炎の発症者が同日午前0時時点で計571人確認され、死者は17人になったと発表した。

 中国本土以外でも感染者の数は増え続けている。23日には香港で2人、マカオでも2人目の発症者が確認された。メキシコ政府も22日、感染が疑われる患者1人が見つかったことを明らかにした。

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